子供達に健全な体育・遊び場を

子供達の環境と遊びの変化

子供の遊び場の減少

昔の学校や公園には、回転するジャングルジム(グローブジャングル)など、からだ全体を使って遊ぶ動きのある遊具が沢山ありました。今の大人達が子供の頃はそういった遊具で思いっきり遊んで育った人も多いと思います。これらの遊具は、回転感覚を養うのにも非常に優れていましたが、現在は「危険だから」という理由で次々に撤去され、その姿を見る事はとても困難になっています。

また、昔は子供が公園でサッカーや野球などをしている姿が当たり前でしたが、ここでも「危険だから」という理由でボール遊び禁止となっている公園がどんどん増えています。

携帯ゲーム・インターネットの普及

一方で、昔なかった遊びとして、携帯ゲーム機やスマートフォンがあります。携帯ゲーム機はどこでも楽しめて、友達と一緒に遊べる事から、公園やショッピングモールのフードコートなどで小学生が集まってゲームをしている光景は現在の日本の日常となっています。

また、インターネット・スマートフォンの爆発的な普及により、幼児にも爆発的な人気を誇るのが実況動画や商品レビュー動画。

大人からすると他人がゲームしている動画など何が楽しいのかさっぱり理解出来ないのですが、当の本人達からすると、大人がスポーツ観戦をしているような感覚のようで、親のスマートフォンで延々とそういった動画を見続けます。

環境を作ったのは大人

大人からすると「近頃の子供は外で遊びもしないでゲームやネット動画ばかり」という批判になりがちですが、その状況を招いたのは大人たちが用意した環境です。大人達が大人の都合で「子供の健全な遊び場」を奪ってしまったのであれば、代わりの遊び場を用意するのも大人の役目だと思います。

子供の体育としてのスケートボードの魅力

子供が夢中になりやすい

多くの親は自分の子供がゲームや実況動画鑑賞に没頭してあまり意味の無い(*1)時間を過ごすよりは、やはり何か夢中になって真剣に取り組んで欲しいと思うのではないでしょうか?

その点において、スケートボードは普通に子供が親にリクエストする事が多い “おもちゃ” でもあります。今の子供たちが没頭するゲームに対抗出来る数少ないアイテムの一つで、事実、スケートパークに行けば汗だくになってずっと滑り続けている子供が沢山います。

不定期で開催されるスケート教室も人気

不定期で開催されるスケート教室もちびっこに人気

他のスポーツとの比較

費用が比較的かからない

子供に運動をさせようと考えた時、真っ先に思いつくのは野球、サッカー、水泳、武道のいわゆる『教室』ではないでしょうか?

まず、こういった所に通わせるとなると、当たり前ですが毎月月謝が発生します。

野球やサッカーは本格的にやるには最低限チームの人数が必要なので、クラブや教室に入らないと難しいのが現実です。水泳や武道も、教室などに入らないと、設備がなくて出来なかったり、指導者もいません。

こうなってくると、現在の日本では貧困層の拡大が問題となっていますが、家計が苦しい家庭では子供をスポーツに取り組ませてあげる事が難しくなります。

一方、スケートボードはデッキ(ボード)こそ必要ですが、安いものでは数千円で購入する事ができ、デッキと公共のスケートパークがあれば自由に楽しめ、なお且つパークに来ている上級者からいろんな技術を教えて貰って成長する事ができます。

個人技なのでしがらみなく自分の都合にあわせたペースで取り組める

野球やサッカーで悩ましいのが、よくも悪くも”チームスポーツ”である事。試合があれば自分だけ休めばみんなに迷惑がかかったり、逆に親御さんとしては子供にレギュラーとして試合に出てほしいので、親御さんと監督や親御さん同士が揉めたりする事も珍しくありません。そういったしがらみや、毎週決まった日時で練習に行くといった縛りもなく(*2)、自分や自分の子供にあわせたペースで取り組む事ができます。

バランス感覚は全てのスポーツで応用が効く

スケートボードは言うまでもなくバランスと取る事がとても重要です。バランス感覚は全てのスポーツで重要なので、スケートボードで養ったバランス感覚を有効に活かす事ができます。

子供の社会性を大きく育む

老若男女を問わず様々な人が集う場所

様々な年代と触れ合う事で成長出来る空間

スケートパークの大きな特徴として、

  • 老若男女問わず様々な人が集まる
  • 集まる人同士の交流が多い

という点が挙げられます。

幼少からスケートをさせようと親御さんに連れられている2〜3歳の子から、ストリートカルチャーを好む若者、子供の親御さんや、ベテランライダー、運動不足解消や趣味ではじめた中高年まで、本当に多種多様な人が集まります。

また、上手く出来た時、トリック(技)がキマった時などは、顔見知りを問わず拍手したり褒め合う文化があるので、お互いが顔見知りになりやすい空間です。

そういった空間で子供はいろいろな年上の若者や大人と知り合う事で社会性を養う事ができます。

若者にとっては小さい子供を教えたり、仲間と楽しんだり、将来について大人にアドバイスを貰ったり参考にする事ができます。

大人にとっては若い人にいろいろな事を教えたり、逆に若い人と一緒に楽しむ事で若者の心を理解し、若い活力を得る事ができます。

子供に挨拶したり道を聞いただけで不審者扱いされるような状態では、地域住民の交流なんてとても望めません。

そんな世の中で、幅広い年代が楽しく交流出来るスケートパークは貴重な存在であると思います。

学校以外の世界を持たせる

先生とタッチ!

子供を持つ親にとって心配となるのがいじめの問題。いじめられる原因は様々ではありますが、やはり社交性というのは大きな要因の一つであると考えられています。

そして、いじめのターゲットにされてしまうと、まだ視野が狭い子供の場合は、もう逃げ場がなくなって引きこもったり、最悪自殺してしまったりします。

しかし、スケートパークのように、様々な人が集まる場所で、多くの人と触れ合っていたり、悩みを聞いてくれる友達や大人がいたり、多くは語らなくても楽しめる場所と一緒にいてくれる友達がいれば最悪自殺は免れると思います。

そもそも、そういった様々な人と触れ合っていると自然と社交性が養われるのでいじめの対象になりにくくなると考えられます。

そういった意味でも、”幅広い年代と触れ合う学校以外の世界” としてのスケートパークは地域になくてはならない施設だと言えます。

 


*1. 後々ゲームクリエイターになるなって収益を得るなど、将来の糧となるケースや、ゲームによって辛い現実から救われる事もあったりするので、ゲームの全てを意味が無いと否定する意味で記載しているわけではありません。

*2. 毎週決まった日時にスクールを開催している所もあります。

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この記事を書いた人

ヒデ
ヒデスケート歴約1年半
40歳になって真面目にスケートをはじめた中年スケーターの イシカワ ヒデカズ です。子供と一緒にスケボーしてます。
長男:じょにー(6歳)
次男:じょに次郎(4歳)

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