つい最近twitterで、「スケボーはじめる人は多いけれど続かない人も多い」というような投稿を見かけて、確かに自分も若かりし頃に挫折してたりします。

自分の場合は当時パークなんてものが存在しなくて、チクタクの次のステップがオーリーで挫折したという経緯があるので、たぶんミニランプが気軽に滑れる所があればもっと続いてたと思うので、パークに行かずに挫折しかかってる人には是非一度パークに行って欲しい。

また、ミニランプはとりあえず一度やってみたけど上手く出来なくてそれ以来やってないとか、やってはみたけどインターフェイキーまではなんとかなったけどテールタップやアクセルストールが出来なくて挫折する人も多いと思うんです。

せっかくスケボーはじめたのなら、挫折してほしくない。

もっと上手くなって楽しさを知ってほしい。

そこで重要なのはやっぱりミニランプの基礎中の基礎「パンピング」だと思うわけで、やった事ない人も、テールタップやアクセルストールが出来ない人も今一度見なおしてみてください。

ミニランプを滑る前に

空いてる時間やランプの多いパークで

まず、流石に初めてミニランプを滑る場合は、誰か他の人が滑っているのに交代で入るというわけにもいかないので、ミニランプを誰も使ってないという状況じゃないとやはりちょっと練習はしにくいかなと思います。

そういう面では、開店直後など人の少なそうな時間を狙うか、ランプの数が多いパークで滑ると良いでしょう。

空いてれば高いランプでもいい

ランプが複数あるパークの場合、初心者が練習するならむしろ一番低い所ではない方が良いです。

と、言うのは、一般的に低いランプは人気が高いので使いたがる人が多いし、初めて滑る人にとってはドロップインの練習するわけじゃなければランプが低い必要はありません。

むしろ低いと簡単に上まで登り切ってしまうので、それが怖くてしっかり漕げなかったりします。

まぁ空いてればどのランプを滑ってても問題ないのですが、はじめてランプの中を滑る練習をするのであれば、一番低いランプ以外を使った方が良いのではないかなと思います。

※ミニランプにはごくごく基本的な滑走のルールみたいなのがあります。
初めてミニランプを滑る人は確認しておきましょう。

スケートパーク未経験者に贈る「パークの掟」

滑ってみよう

Rに向かってプッシュ

ではさっそく滑ってみましょう。もちろんドロップインなんて最初からは無理です。

RとRを繋ぐ平坦な所からRに向かってプッシュします。

pumping_1

もちろん最初はゆっくりでかまいません。Rを少し登ったらそのまま後ろ向きで降りてきます。

降りると同時に目線は後ろに向けます。

https://instagram.com/p/0hysH2EPcZ/?taken-by=hide_sk8_ishikawa

下方向に体重を掛けて加速させる

やってみるとわかると思うのですが、プッシュでRを登っても、徐々に減速していきます。

pumping_2

しかし、これはブランコみたいに漕ぐ事で加速させる事ができます。

R面に対して垂直に力を掛けても減速するだけですが、Rから降りる時に下方向に体重をかけると、デッキは横方向の加速を得る事ができます。

pumping_3

こうすれば1往復で2回加速する事が出来ます。まずはこれが出来るように練習してみましょう。

横方向にも荷重をかけて更に加速する

下方向に荷重をかけるだけの加速では、速度が足りなくて次のトリックに繋げられなかったりするので、もっと加速させる必要があります。

さっきまでは、デッキが登りきってから降りる時に下方向に体重をかけていましたが、今度は登る時に横方向に体重を掛けます。

pumping_4

Rの中腹をめがけて腰を落とした状態から特に後ろの足でRに差し込むように立ち上がると横方向の力が上手くかかります。 横方向に上手く力がかかると、デッキは上方向へ加速します。

登り切ったら先ほどのように降りる時には下方向に加速し、今度は後ろ向きで腰を落としてRに向かって、Rを登る時に立ち上がると更に加速します。

pumping_5

https://instagram.com/p/5Uubg4kPZp/?taken-by=hide_sk8_ishikawa

こんな感じで1往復で4回加速させる事ができます。

pumping_6

まずはこのパンピングに慣れないと、僕みたいにテールロックやアクセルストールで速度が足りずに延々と無駄な練習を重ねる事になってしまうので、パンピングはしっかり練習しましょう。

この記事を書いた人

ヒデ
ヒデスケート歴約4年
40歳からスケートをはじめた中年スケーターの イシカワ ヒデカズ です。子供と一緒にスケボーしてます。
長男:じょにー(9歳 / 引退済)
次男:じょに次郎(7歳 / 引退済)

[PR] Pennyのラインナップをチェック!

小さくて持ち運びしやすく、カラフルでオシャレなので大人気のペニー。トラックやウィールもカラフルなものばかり!
ショートやロングボード乗っている人も是非持っておきたいスケートボード。

ミニランプ基礎 - パンピング -” に対して2件のコメントがあります。

  1. 今村一彦 より:

    はじめまして。福岡県の今村一彦と申します。42歳のときに息子8歳と娘10歳(当時)とともにスケートはじめました。しかし今では3人のうち私だけがスケーター。ほぼ毎日家の前でオーリーやエンドウォークの練習してます。車で1時間高速にのれば古賀市というところに通称古賀パークという公共のスケートパークがあり、なかなかいけませんが(年に10回くらい)私の夢はドロップイン(高さはたぶん6ft)してパーク内を自由にカービングすることです。パンピングは恐怖心になかなか勝てずに、ボトムから4ftくらいまでは登れますがすぐに疲れてしまいます。Rを降りるときのパンピングでの加速はすぐに体感できるので実行できますが、登るときに立ち上がれば加速するというのは知っていてもなかなかできずにいました。しかしこのエントリー(ミニランプ基礎 – パンピング –)のイラストを見てなるほど!と納得。水平方向に力を加えれば登り方向に加速というのがよくわかりました。このイラストは自作ですか?名作だと思います。次回パークに行くときにはベクトルを頭に描きながら練習してみます。すばらしいサイトですね。感謝します。

    1. ヒデ より:

      コメントありがとうございます!
      イラストは自作ですー。って言ってもなるべく時間がかからないように手足身体は線だけですけど(笑)。
      僕が横方向に押して昇りでも加速させられるってしらずに苦労してたので参考になってよかったです。
      お互い怪我には気をつけつつがんばりましょう!

コメントは受け付けていません。